矯正治療について
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外科矯正の流れ
Category:
2020.09.28

外科矯正の流れ

外科矯正の流れは?

外科矯正は、術前矯正、外科手術、術後矯正の順で進んでいきます。トータルの治療期間は1.5~2年が目安です。外科手術には1~2週間の入院が必要です。

術前矯正、術後矯正は矯正専門医院 (※)にて。外科手術は、大学病院にて行うのが一般的です。

(※)術前矯正は、都道府県知事に育成・厚生医療機関に指定されている矯正専門医院のみで行える。

外科矯正の流れ

通常の矯正治療の流れと比較しながら、外科矯正の流れを説明すると以下にようになります。外科矯正を希望の方も、通常の矯正を希望の方と同様に、矯正歯科にて、まずは初診を受けるところからスタートします。

STEP1

初診(矯正相談、カウンセリング)

通常の矯正 外科矯正
矯正医が歯並びの状態を確認。患者さんと治療方針について話し合う。
STEP2

検査

通常の矯正 外科矯正
以下の検査を実施。
  • パノラマレントゲン
  • セファロレントゲン
  • 印象採得
  • 口腔内写真
以下の検査を実施。
  • パノラマレントゲン
  • セファロレントゲン
  • 印象採得
  • 口腔内写真
  • 顎機能検査
  • 筋電図検査
STEP3

診断

通常の矯正 外科矯正
矯正医より治療計画を説明。
STEP4

口腔内外科診察

通常の矯正 外科矯正
- 矯正医による紹介状を持って口腔内外科を受診。
外科医が手術について説明。
STEP5

矯正治療

通常の矯正 外科矯正
矯正治療
(1.5~2.5年くらい)
術前矯正
(1~1.5年くらい)
STEP6

術前検査(手術の2週間前くらい)

通常の矯正 外科矯正
- 全身麻酔管理のための検査を行う。
STEP7

手術(入院)

通常の矯正 外科矯正
- 外科手術
(1~2週間)
STEP8

術後矯正

通常の矯正 外科矯正
- 術後矯正
(0.5~1年くらい)
STEP9

保定

通常の矯正 外科矯正
後戻りを防ぐ保定装置を付け経過観察
(2~3年)

外科矯正期間中、日常生活への支障はでないのか?

疑問に思う女性

術前矯正中、術後矯正中は、普段と変わらない日常生活を送ることができます。しかし、外科手術期間と手術後と合わせて約2か月は生活にさまざまな制限がでてきます。

外科手術のための入院期間(1~2週間)はもちろんですが、術後、6~8週間は飲食など制限があります。

外科矯正の相談が受けられる医院

外科矯正における術前矯正と術後矯正はすべての歯科医院で受けることはできません。各都道府県知事に、外科矯正における指定をうけた育成・厚生医療機関に限ります。

外科矯正を希望の方は、または、外科矯正について相談をしたい方は、最寄りの育成・厚生医療機関の指定をうけたクリニックで初診(相談・カウンセリング)を受診してください。

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