矯正治療について
- About Orthodontics -
矯正治療費の相場
Category:
2020.09.04

矯正治療費の相場

矯正治療費の相場とは?

矯正治療の相場は、子どもの場合が30~40万円。大人の場合が75~85万円です。料金の幅は、不正咬合の度合い、治療期間、装置の種類によって異なってきます。

子どもの矯正治療費の相場

小学生の女の子

子どもの矯正治療費の相場は、30~40万円となります。比較的安価に治療費を設定しているクリニックもあり、約25万円という場合もあります。

大人の矯正治療費の相場

大人の女性

大人の矯正治療費の相場は、75~85万円です。しかし、歯の裏側に装置をつける舌側矯正(裏側矯正やリンガル矯正と呼ばれることもある)の場合、110~140万円が相場です。また、インビザラインを代表とするマウスピース型の装置を使う矯正の場合、90~110万円が相場です。

矯正治療費は地域によって差はあるのか?

疑問に思う女性

相場は地域差があります。都心部の方が治療費は高い傾向にあります。郊外や地方は安い傾向にあります。

東京都都心部では、子どもの矯正治療費が40万。大人の矯正治療費は80万円くらいです。一方、例えば、岡山県郊外部では、子どもの矯正治療費が30万。大人の矯正治療費は70万円ほどです。

装置の種類別で相場を確認

大人の矯正治療の場合、装置の種類によって費用が大きく異なってきます。舌側矯正やマウスピース矯正の費用が、従来型の表側矯正よりも費用が高いのは、材料費が高い、施術時間が長い、技術料が高いなどの理由によります。

装置の種類 相場
表側矯正(ラビアル矯正)
*従来型の方法
75~85万円
舌側矯正(リンガル矯正、裏側矯正)
*歯の裏側に装置を装着
110~140万円
マウスピース型装置の矯正
(インビザラインなど)
90~110万円

なぜ、地域差や医療機関によって費用に差があるのか

矯正治療は自費診療です。健康保険が適応される診療は全国一律の料金ですが、自費診療は各医療機関が独自に設定しますので差が生まれます。

各医療機関は、固定経費(家賃、人件費、etc)などを考慮して治療費を設定します。必然的に、都心部ほど費用が高くなる傾向にあります。

相場について気になる人が気を付けておきたいこと

矯正治療は、技術者によって差が大きくでる治療です。仕上がり、治療期間などの結果が担当する歯科医師によって異なってきます。治療費には、この技術差が技術料として反映されています。

「できるだけ安く矯正治療をしたい。」というのは、誰もが思うところですが、単純に費用だけを比較して、技術料(技術力)を無視することはおすすめできません。矯正治療を始めた後に後悔することになるかもしれません。

相場は、どこで矯正治療を受けるのかの1つの基準として、技術力をないがしろにしないようにすることが大切です。

関連記事

医療費控除
2020.09.03

医療費控除

矯正治療費は、なぜ高額なのか?
2020.09.28

矯正治療費は、なぜ高額なのか?

保定装置(リテーナー)の費用はいくら?
2021.08.06

保定装置(リテーナー)の費用はいくら?