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歯列矯正は分割支払いだと月々いくらになるか?
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2021.02.12

歯列矯正は分割支払いだと月々いくらになるか?

歯列矯正は分割支払いだと月々いくらになるか?

歯列矯正の治療費は、一括ではなく分割で支払うことも可能です。各医院によって、支払い方法や金利・手数料が異なりますが、主に3種類の分割支払い方法があります。分割支払いを利用することで月々の支払額を抑えて、矯正治療することが可能です。目安としては、頭金をまったく入れない場合、月々2~5万円ほどです。

しかし、「月々1万円以下で矯正治療ができる」などの広告を目にすることもあります。これは、部分矯正に関する分割支払いの金額であったり、過度な分割回数でローンを組んだときの月額料金であったりしますので注意が必要です。広告として、最低価格の記述であったりし、また、その金額で実際に矯正治療を受けられることは可能性として低いという事実があります。

1. 分割支払いの方法は3つ

1-1. ローンによる分割支払い

車を購入する際に使用するローンと同様に、ローンを使って歯列矯正の治療費を支払うことができます。歯科医院で使用するローンは、デンタルローンまたは医療ローンと呼ばれています。一般的なローンよりも金利、手数料が低くされています。金利、手数料はローン会社と各歯科医院の契約内容によりますが、年利3~5%が一般的です。

※ デンタルローンを導入している歯科医院としていない歯科医院があるので、歯列矯正の費用をデンタルローンで支払うことを検討している方は、事前に、その歯科医院でデンタルローンが使えるか確認が必要です。

1-2. クレジットカードによる分割支払い

クレジットカードを導入している歯科医院であれば、クレジットカードの分割支払いを利用することも可能です。ポイントが貯まるので近年、クレジットカードを使用する方が増えています。

ローンとは異なり、クレジットカードの決済には歯科医院側も手数料を支払わなければならないため、ローンと比べると、クレジットカードを導入していない歯科医院もありますので注意が必要です。

クレジットカードの分割支払いに関する金利は、各個人のカードの状況、回数によって異なりますので、カード会社に確認が必要です。

1-3. 院内分割(現金分割)

医院の窓口(受付)にて毎月分割支払いする方法です。他の分割方法に比べて、最大のメリットは、金利がかからないことです。しかし、デメリットとして、頭金が必要な場合があったり、分割支払いの回数に上限があったりします。分割回数は、3~24回という医院がほとんどです。この方法では月々1万円以下の支払いにすることができません。月々の支払いを少しでも安くしたいという方には向かない方法です。

2. 分割支払いをするにあたり審査はあるのか?

ローン利用時には審査があります。信用情報機関に個人情報が照会され、過去に支払いの遅延などの経歴があるとローンの審査に通らないことがあります。クレジットカードのリボ払い、携帯電話本体の分割支払いで支払いの滞り履歴があるとローンの審査に落ちることがあります。

また、総量規制といい、年収の3分の1以上の借り入れをすることはできません。既に、他に年収の3分の1以上のローンを他で組んでいる場合は、新たに追加でローンを組むことができません。

3. 学生や未成年でも分割支払いできるのか?

学生や未成年の場合、保護者が保証人にならないと一般的にローンを組むことはできません。ローン以外にも、院内分割(現金分割)において、保護者のサインが無ければ契約できないことがほとんどです。

学生や未成年の場合、保護者や保証人がいない場合、一括で治療費を支払わなければなりません。

4. 何回まで分割できるか?

ローンであれば、最大で84回払いも可能です。84回となると、1年が12か月ですので7年間になります。矯正治療は、個人差がありますが2~3年です。保定期間を含めても4~5年です。7年の支払い期間ということは、矯正治療が終わった後も最大で5年以上も負債を負うことになります。

また、分割支払いの回数が伸びるということは、その分、金利手数料も余分に払わなければならないことになります。どうしても、今すぐ矯正治療を始めたいという方以外は84回で分割支払いのプランを組むことはあまりお勧めできません。

※ 院内分割(現金分割)の場合、最大で24回程度が一般的です。

5. 【注意】月々の支払いは2つ(基本治療費用+調整料)を足したものになる

矯正治療費は、基本治療費と調整料の2種類があります。基本治療費は、装置代などを含む矯正治療全体の費用です。そして、毎回の通院時に支払う調整料と呼ばれる費用があります。

月々の支払いということで考えると、基本治療費の分割支払いと調整料の2つを合算した金額の支出を考慮しないといけません。

※ 調整料を0円としている歯科医院もあります。(パッケージ料金システム)このような歯科院は、通院時の処置料が必要ありません。

例)基本治療費 80万円を20回で分割支払いした場合
基本治療費の分割支払い分
80万円 ÷ 20回 = 40,000円
+ 調整料
5,000円
月々の支払い額の合計 45,000円

6. 【まとめ】月分の支払い総額は?(目安)

子どもの矯正の目安【基本治療費が400,000円の場合】
デンタル
ローン
クレジット
カード
院内分割
分割回数 60 12 24
金利・手数料 3~5% 15% 0%
頭金 0円も可 0円も可 0円
基本治療費(分割支払い分) 約8,000円 約4万円 約1.7万円
調整料(毎月の通院費) 約5,000円 約5,000円 約5,000円
月々の支払い 約1.3万円 約4.5万円 約2.2万円

※ 頭金0円で計算していますので、頭金を用意することで月々の支払額を抑えることも可能です。

大人の矯正の目安【基本治療費が800,000円の場合】
デンタル
ローン
クレジット
カード
院内分割
分割回数 60 12 24
金利・手数料 3~5% 15% 0%
頭金 0円も可 0円も可 0円
基本治療費(分割支払い分) 約2万円 約7.7万円 約3.5万円
調整料(毎月の通院費) 約5,000円 約5,000円 約5,000円
月々の支払い 約2.5万円 約8.3万円 約4万円

※ 頭金0円で計算していますので、頭金を用意することで月々の支払額を抑えることも可能です。

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