矯正治療について
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リンガルアーチ
Category:
2021.08.05

リンガルアーチ

リンガルアーチとは

固定式の舌側につける弧線(アーチ状)装置です。小児矯正で用いる装置は取り外し式もありますが、リンガルアーチは固定式であるのが特徴です。奥歯に固定源バンドをつけて、そこから針金を伸ばしています。

目的

  • 臼歯の固定
  • 前歯を前方に出す

などの目的でリンガルアーチは使われます。

臼歯が抜歯スペースに動いていかないように固定
前歯を前方に出す

対象

リンガルアーチは、主に子ども(混合歯列期)の矯正治療装置として使われます。下顎前突(受け口)の子に使われることが多いです。以前は、チンキャップと合わせて下顎前突のこの矯正治療に使われ“リン・チン”と合言葉のように呼ばれていたりしました。

使い方

リンガルアーチによる矯正治療中に、患者さん側で何かしなければならないことは特にありません。装着しているだけで大丈夫です。

注意点

  • 歯磨きが歯の表面よりも難しい裏側に装置をつけるので磨きにくく、丁寧に歯磨きをする必要があります。
  • 歯の内側につける装置なので、舌で触ってしまうこともあり、舌が傷つくこともあります。
  • 固いお煎餅のようなものを食べると破損、変形する可能性があります。その場合は、早めに治療している医院へ連絡すべきです。
  • 痛みはないという方が多いですが、痛みを感じるという方もいるようです。2、3日で慣れます。

期間

3か月~1年くらいが多いです。リンガルアーチの治療期間は、患者さん毎の目的により期間が変わります。例えば、リンガルアーチを使って6か月間で前歯を前方に出したら、リンガルアーチの使用を終えて、次の小児矯正の装置へ移行するなど。

費用

リンガルアーチを使った治療がいくらという設定はありません。子どもの矯正(小児矯正)の一環としてリンガルアーチによる治療を行います。

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