1期治療と2期治療の違いや関連性
子どもの矯正を検討する保護者の方は、1期治療と2期治療を理解する必要があります。1期治療は、混合歯列期(乳歯と永久歯が混在している時期)に行う小児矯正です。2期治療は永久歯列期(すべての歯が永久歯に生え変わった後)に行われます。
2期治療は成人矯正と呼ばれたります。中学生になると、ほとんどお子さんが永久歯に生え変わります。中学生が受けている矯正治療は2期治療つまり成人矯正です。“成人”という言葉のイメージですと20歳を過ぎているものを想像してしまいがちですので誤解のないように注意が必要です。
1期治療とは
1期治療は小児矯正のことです。準備矯正とも呼ばれます。その語源の通り、本格的な矯正をするために行う準備的な治療になります。
※ 1期治療は、歯並びを最終的な状態にするものではないので、基本的に2期治療に移行する必要があります。
1期治療と2期治療の関連性
子どもから矯正治療を始めた場合、以下のいずれかパターンで矯正治療を進めていくことなります
1期治療だけ、つまり小児矯正だけで矯正治療が終了するものと勘違いされている保護者さんが多いです。しかし、実際は2期治療に移行するパターン(前者)がほとんどです。1期治療で終わることができれば、費用も少なく、期間も短く済みますが、淡い期待にならないように1期治療を始める前にきちんと認識しておくことが大切です。
2期治療への移行する際の費用
費用 | |
---|---|
1期治療 | 40万円 |
2期治療 | 80万円 |
というように1期治療は2期治療の半額程度に設定されている医院が多いです。
1期治療から2期治療へ移行した場合、費用は40+80万円となるのか?という疑問が残りますが、実際は40+40万円(80万円からの差額)となります。
2期治療に移行する際に、2期治療費用-1期治療費用の差額を支払います。